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750ml
生産者 18世紀において、このワインを誰よりも高く評価したのが、領地主だったモンテスキュー男爵(本名:シャルル=ルイ・ド・ズゴンダ氏)著名な哲学者で「法の精神」の著者である男爵は、活き活きとしたアロマティックなワインを称賛した。誰もが見事に融合したハニーサックルとブラックカラントのつぼみ、パイナップル、リンゴ、梨の風味に高揚することであろう。ワインはフルボディに造られ、ジューシーでとてもフレッシュ。スモーキーな後味は、ペサック=レオニャン特有の砂利質テロワールを反映している。
テイスティングノート 緑や銀色がかった美しく淡い黄色。洗練されたノーズは表情豊かで、美味しい黄色い果実(桃、アプリコット)と柑橘系果実(グレープフルーツ、レモンピール)が混ざり、たっぷりとしたアタックが続く。口に含むと、程よい甘味とまろやかさが広がり、ジューシーな白果実のアロマ(桃、洋ナシ)を伴う。全体的にフレッシュで、微かなトーストも感じられ、後味は長く続く。
合う料理 魚、ホタテ、サーモンのグラタンなどと好相性
葡萄品種 100% ソーヴィニヨン・ブラン
認証 HVE認証
*本ヴィンテージが在庫切れの場合、在庫があり価格が同様の場合は自動的に次のヴィンテージに変更されます、ご了承ください。
製品紹介
ボーボワからロッシュモランへ
ペリゴール地方の貴族ジャン・ド・アムランは、ロッシュモラン荘園の領主でした。1520年、ボルドー議会との取引でやってきたアムランは、この地に魅せられ、住むことを決意。そしてボルドー近く、グラーヴ地区マルティヤックにあるメゾン・ノーブル・ド・ボーボワを購入。ボーボワは、高品質のワインを造るのに最適なテロワールであり、余暇には詩人や翻訳家として活躍するアムランにとって、思索と夢を育む理想的な場所でした。彼はクレマンス・ド・ラ・ボエシー(法律家・作家のエチエンヌ・ド・ラ・ボエシーの叔母)と結婚。ボーボワの森は広大で美しい葡萄畑に変わり、そのワインは近隣の教会領のワインと対等に渡り合えるように。ボーボワの名はやがてロッシュモランの名に取って代わられました。いまも残るシャトーの建築様式が、ペリゴールでのその起源を物語っています。
モンテスキューが育てたワイナリー
17世紀初頭、メゾン・ノーブル・ドゥ・ロッシュモランは、近くのラ・ブレード渓谷の領主であったド・ペスネル家の手に渡りました。1686年、ド・ペスネル家の最後の相続人は、元王室銃士であったジャック・ド・モンテスキューと結婚。1689年にラ・ブレード城で生まれた子は啓蒙時代の偉大な哲学者シャルル・ルイ・ド・スゴンダ、後のモンテスキュー男爵です。モンテスキューは、ボルドーの葡萄畑の最も頑強な擁護者の一人でした。「法の精神」の著者はロシュモランで生産したワインを非常に誇りに思っており、知人への手紙の中で「...私がこの世で最も好きなものの一つである、私のワインを一樽送りたいのだが、彼はそれを受け取ってくれると信じている...」と書いています。ロッシュモランは1919年まで代々モンテスキュー家が所有しました。
アンドレ・リュルトンの登場
以降、所有者が何度か変わり、1973年にアントル・ドゥー・メールのワイン生産者、アンドレ・リュルトンがやってきました。リュルトンは、かつてモンテスキューがそうであったように、グラーヴのこの地域とそのワインを熱烈に支持しました。ロッシュモランは、ペサック・レオニャンの典型的な特徴を完璧に表現しています。アペラシオンの中で最も立地条件の良い場所(最も高い台地)の1つです。南向きで、非常に暖かく、風が強く、深みのある砂地と小粒の砂利で、アペラシオンの近隣の地域よりも乾燥し、温暖な独特のテロワールです。シャトー・ドゥ・ロッシュモランのワインは、ペサック・レオニャンのアペラシオンを知るためのカギとなります。非常にバランスの取れたアロマのおかげで、レストラン関係者に特に人気があります(フランスの260の星付きレストランで使用)。